「社会を動かすキーワード勢力マップ」を更新しました。
2019/01/15
ニュース検索数分析
“スポーツとしての「野球」は、日本の「社会」を下支えしている”!?
ニュース項目をカテゴリーの割合で俯瞰すると、
前回の①社会 ②スポーツ ③芸能 ④国際情勢 ⑤政治 ⑥気象 ⑦経済 に対し、
今回は①社会 ②スポーツ ③芸能 ④政治 ⑤気象 ⑥国際情勢 ⑦経済 となった。
1位「社会」
社会は前回占有率を33%で久々の1位復帰したが、今回は11ポイントアップの44%で前回と同じく1位となっている。
ニュースキーワード分析開始後、はじめての高い占有率ではないだろうか。
上位ニュースは「ソフトバンク 通信障害で大混乱」、「札幌爆発火災」、「今年の漢字 平成最後は災」などで
大幅アップの要因とおもわれる主要ニュースは見当たらない。
2位「スポーツ」
スポーツは引き続き、続落している。前回の31%から、さらに7ポイントダウンの占有率24%で2位。
野球の季節も終わり、上位ニュースは「箱根駅伝 東海大初の総合優勝」と「貴景勝 悲願の初優勝」、
「紀平梨花 重圧の全日本選手権」など。
3位「芸能」
芸能は前回に比べ、2ポイントアップの15%で3位となった。
上位ニュースは、「紅白歌合戦 サザン・ユーミン夢のコラボ」、「ハワイ 芸能人出獄ラッシュ」、
「元貴乃花親方 景子夫人と“卒婚”」など
4位「政治」
政治は、占有率6%で前回に比べ1ポイントダウンにも関わらず、「国際情勢」の大幅ダウンに助けられて、
順位を1段階上げて4位。
上位ニュースは、前回に引き続き、「“外国人材”法案」、「臨時国会 重要法案相次ぎ採決強行」。
5位「気象」
気象は2ポイントアップの占有率5%で、常連の6位から1段階アップの5位。
上位の注目ニュースは、「熊本で震度6弱 九州新幹線 緊急停止」。
6位「国際情勢」
国際情勢は、前回に比べ10ポイントの大幅ダウンの占有率3%で、6位。
上位ニュースは、「元徴用工裁判 韓国最高裁 三菱重工にも賠償命令」など韓国関連。
7位「経済」
経済も定番の7位ながら、前回の占有率0%から脱出でき、3%を回復した。
注目ニュースは、「初売り 各地で大行列」、「タコ高騰 マグロ並みに高騰に」、「ふるさと納税 駆け込み続々」
「ソフトバンク 初値は公開価格下回る」など「社会」ネタと思われるニュースに助けられている。
上記した今回の「社会」の特別な占有率の高さの理由について、考察をしてみたい。
直観だが、どうも「スポーツ」のニュースの内容が背景要因となっているような気がする。
そこで、前々回(期間9/29~11/3)の「スポーツ」が占有率44%でランキング1位と、
今回(期間12/1~1/5)の24%の占有率のランキング2位の「スポーツ」の、
それぞれのニュースの分類と検索数を整理してみる。
前々回(期間9/29~11/3は「スポーツ」全体のニュース件数33件で、検索数の合計は約4300万件。
内訳は、
①野球-ニュース件数8件、検索数約2400万件、占有率57.6%。
②相撲-ニュース件数3件、検索数約440万件、占有率10.4%
③サッカー-ニュース件数4件、検索数約250万件、占有率6%。
以下、④テニス、⑤ボクシング、⑥フィギュアスケート、⑦マラソン、⑧ラグビー、⑨バレーボール、⑩卓球、
⑪柔道、⑫レスリング、⑬バトミントン、⑭オリンピック、⑮ゴルフと続く。
今回(期間12/1~1/5)の「スポーツ」では、全体のニュース件数24件で、検索数の合計は、約2100万件。
その内訳は、
①マラソン-ニュース件数2件、検索数約710万件、占有率33.4%
②相撲-ニュース件数3件、検索数約320万件、占有率15.2%
③フィギアスケート-ニュース件数4件、検索数約240万件、占有率11.3%
④サッカー-ニュース件数4件、検索数約200万件、占有率9.6%
⑤野球-ニュース件数3件、検索数約160万件、占有率7.9%
以下、⑥卓球 ⑦バトミントン ⑧テニス ⑨スキー ⑩ゴルフ ⑪体操となっている。
以上のデータ整理でも分かるように、
「スポーツ」全体の検索数は、野球シーズンオンで約4300万件、野球シーズンオフで約2100万件。
他の競技に対し、シーズン中のスポーツの中での野球の占有率は、約60%弱と圧倒的である。
今回のシーズンオフでも占有率7.9%でジャンル項目ランキング5位につけている。
カテゴリーとしての「スポーツ」は野球に支えられているといっても過言ではない。
単純化すると、6 0%-7.9%=52.1%。
このシーズンオン、オフの差の52.1%が、「社会」の占有率44%達成に貢献していることになるといえるのではないか。
シーズンの野球は、それだけで「スポーツ」をニュースカテゴリーランキング1位に押し上げ、
オフの野球はそれだけで、「社会」をニュースカテゴリーランキング1位に押し上げてしまっている。
このことからでも、野球は日本人の社会生活の中で、特別な意味を持っていると思える。
スポーツの中でも「野球」は「社会」を、言い換えれば「今を生きる人々の心」の糧となり、健気に下支えしているといえる。
「社会」になり代わって「野球よ、ありがとう!!」と云いたいぐらいである。
前回の内容はこちら
ニュースカテゴリーランキング
ニュース検索ランキング
“スポーツとしての「野球」は、日本の「社会」を下支えしている”!?
ニュース項目をカテゴリーの割合で俯瞰すると、
前回の①社会 ②スポーツ ③芸能 ④国際情勢 ⑤政治 ⑥気象 ⑦経済 に対し、
今回は①社会 ②スポーツ ③芸能 ④政治 ⑤気象 ⑥国際情勢 ⑦経済 となった。
1位「社会」
社会は前回占有率を33%で久々の1位復帰したが、今回は11ポイントアップの44%で前回と同じく1位となっている。
ニュースキーワード分析開始後、はじめての高い占有率ではないだろうか。
上位ニュースは「ソフトバンク 通信障害で大混乱」、「札幌爆発火災」、「今年の漢字 平成最後は災」などで
大幅アップの要因とおもわれる主要ニュースは見当たらない。
2位「スポーツ」
スポーツは引き続き、続落している。前回の31%から、さらに7ポイントダウンの占有率24%で2位。
野球の季節も終わり、上位ニュースは「箱根駅伝 東海大初の総合優勝」と「貴景勝 悲願の初優勝」、
「紀平梨花 重圧の全日本選手権」など。
3位「芸能」
芸能は前回に比べ、2ポイントアップの15%で3位となった。
上位ニュースは、「紅白歌合戦 サザン・ユーミン夢のコラボ」、「ハワイ 芸能人出獄ラッシュ」、
「元貴乃花親方 景子夫人と“卒婚”」など
4位「政治」
政治は、占有率6%で前回に比べ1ポイントダウンにも関わらず、「国際情勢」の大幅ダウンに助けられて、
順位を1段階上げて4位。
上位ニュースは、前回に引き続き、「“外国人材”法案」、「臨時国会 重要法案相次ぎ採決強行」。
5位「気象」
気象は2ポイントアップの占有率5%で、常連の6位から1段階アップの5位。
上位の注目ニュースは、「熊本で震度6弱 九州新幹線 緊急停止」。
6位「国際情勢」
国際情勢は、前回に比べ10ポイントの大幅ダウンの占有率3%で、6位。
上位ニュースは、「元徴用工裁判 韓国最高裁 三菱重工にも賠償命令」など韓国関連。
7位「経済」
経済も定番の7位ながら、前回の占有率0%から脱出でき、3%を回復した。
注目ニュースは、「初売り 各地で大行列」、「タコ高騰 マグロ並みに高騰に」、「ふるさと納税 駆け込み続々」
「ソフトバンク 初値は公開価格下回る」など「社会」ネタと思われるニュースに助けられている。
上記した今回の「社会」の特別な占有率の高さの理由について、考察をしてみたい。
直観だが、どうも「スポーツ」のニュースの内容が背景要因となっているような気がする。
そこで、前々回(期間9/29~11/3)の「スポーツ」が占有率44%でランキング1位と、
今回(期間12/1~1/5)の24%の占有率のランキング2位の「スポーツ」の、
それぞれのニュースの分類と検索数を整理してみる。
前々回(期間9/29~11/3は「スポーツ」全体のニュース件数33件で、検索数の合計は約4300万件。
内訳は、
①野球-ニュース件数8件、検索数約2400万件、占有率57.6%。
②相撲-ニュース件数3件、検索数約440万件、占有率10.4%
③サッカー-ニュース件数4件、検索数約250万件、占有率6%。
以下、④テニス、⑤ボクシング、⑥フィギュアスケート、⑦マラソン、⑧ラグビー、⑨バレーボール、⑩卓球、
⑪柔道、⑫レスリング、⑬バトミントン、⑭オリンピック、⑮ゴルフと続く。
今回(期間12/1~1/5)の「スポーツ」では、全体のニュース件数24件で、検索数の合計は、約2100万件。
その内訳は、
①マラソン-ニュース件数2件、検索数約710万件、占有率33.4%
②相撲-ニュース件数3件、検索数約320万件、占有率15.2%
③フィギアスケート-ニュース件数4件、検索数約240万件、占有率11.3%
④サッカー-ニュース件数4件、検索数約200万件、占有率9.6%
⑤野球-ニュース件数3件、検索数約160万件、占有率7.9%
以下、⑥卓球 ⑦バトミントン ⑧テニス ⑨スキー ⑩ゴルフ ⑪体操となっている。
以上のデータ整理でも分かるように、
「スポーツ」全体の検索数は、野球シーズンオンで約4300万件、野球シーズンオフで約2100万件。
他の競技に対し、シーズン中のスポーツの中での野球の占有率は、約60%弱と圧倒的である。
今回のシーズンオフでも占有率7.9%でジャンル項目ランキング5位につけている。
カテゴリーとしての「スポーツ」は野球に支えられているといっても過言ではない。
単純化すると、6 0%-7.9%=52.1%。
このシーズンオン、オフの差の52.1%が、「社会」の占有率44%達成に貢献していることになるといえるのではないか。
シーズンの野球は、それだけで「スポーツ」をニュースカテゴリーランキング1位に押し上げ、
オフの野球はそれだけで、「社会」をニュースカテゴリーランキング1位に押し上げてしまっている。
このことからでも、野球は日本人の社会生活の中で、特別な意味を持っていると思える。
スポーツの中でも「野球」は「社会」を、言い換えれば「今を生きる人々の心」の糧となり、健気に下支えしているといえる。
「社会」になり代わって「野球よ、ありがとう!!」と云いたいぐらいである。
前回の内容はこちら
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