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  「社会を動かすキーワード勢力マップ」を更新しました。

2018/07/12

ニュース検索数分析

社会は混沌の中、サッカーW杯に熱狂で、世の中“平穏”!? 

ニュース項目をカテゴリーの割合で俯瞰すると、
前回の①スポーツ ②社会 ③芸能 ④気象 ⑤国際情勢 ⑥政治 ⑦経済 に対し 
今回は①スポーツ ②社会 ③気象 ④芸能 ⑤国際情勢 ⑥政治 ⑦経済 となった。

「スポーツ」が前回に続き1位、サッカーW杯の影響もあり、
3%アップで占有率40%の大台に乗せた。
2位は、“新幹線内死傷事件”、“紀州のドン・ファン”、“歳児暴行死”などが注目されるも、
3%ダウンの占有率20%で前回と変わらず「社会」。
3位は「気象」、大阪北部地震で5%アップの18%で、
“朝丘雪路さんの訃報”、“是枝裕和監督のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞”あるも
18%から9%へ半減した「芸能」と入れ替わった。

今回、注目されている事案は
地震は常に突然だが、異例の検索数約1500万を達した「気象」の大阪北部地震。
「スポーツ」では、チームジャパンの善戦で“サッカーW杯”が注目され始め約1250万、
“日大アメフト問題”は約600万で依然として注目されている。 
“大谷、栃ノ心”も合わせて約900万で、引き続き、“エール・期待”されている。
「国際政治」では、“米朝首脳会談”関連一色だが、約900万と、 
歴史的な会談は、期待されているのかいないのか、検索数が意外とのびていない。
「社会」では、全体で39事案、検索数約2000万のうち、“エール・期待”事案が16件、
検索数は約700万、“マイナス・懸念”事案は20件と半数以上を占め、検索数1217万と
今回特に多い。中でも“新幹線内死傷事件”、“5歳児暴行死”など、
社会崩壊を懸念される事案6件だけで、検索数は約480万にもにも達している。
今まで「社会」は、「スポーツ」、「芸能」と並び、世の中の“平穏”を表わす指標カテゴリと位置付けていたが、
以上の結果は、「社会」=平穏イメージを再考する必要がある。

総じて、「スポーツ」の40%、「社会」の20%内の7%、「芸能」9%の検索数占有率は、
世の中の“平穏”を印象付けているが、「社会」の懸念事案が20/39と半数以上を占めており、
新幹線内死傷事件、5歳児暴行死など、社会の崩壊を懸念させる事件は後を絶っていない。
そして社会、とりわけ行政、学会、マスコミが、この徐々に進む社会崩壊に有効な手立てを示せていない。
今の世の中の“平穏”は、そのような現実を内包している。


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